Ubuntu ServerにPythonとpyenvをインストールして開発環境を構築した時のメモ
概要
Ubuntu ServerへPythonとpyenvをインストールして、開発環境を構築したので、その時のメモ。
Ubuntuへのpyenvのインストール
基本的には、pyenvのgithubに記載の手順に沿ってインストールします
pyenvのインストール
最新のHEADを取得する場合は下記のコマンドを実行。
pyenvの特定のリリースをインストールする場合は、PYENV_GIT_TAG環境変数を設定します (例export PYENV_GIT_TAG=v2.2.5:)。
1 | $ sudo curl https://pyenv.run | bash |
pyenv.runは、リポジトリのpyenv-installerにリダイレクトされるので、上記の呼び出しは以下と同じ結果になるようです。(つまりどちらでもよい)
1 | $ sudo curl -L https://github.com/pyenv/pyenv-installer/raw/master/bin/pyenv-installer | bash |
pyenvのPATHを設定する
下記コマンドを実行してPathを通します
まずは、 ~/.bashrc へ下記コマンドで設定追加。
個人的な好みですが公式のコマンドに加えてコメントを入れています。
1 | echo '' >> ~/.bashrc |
今回使った環境 (Ubuntu Server 22.04) は、/.bash_profile がなく、/.profileがあるので、下記コマンドを実行しました。
1 | echo '' >> ~/.profile |
シェルを再起動します。
1 | $ exec $SHELL |
pyenvのバージョンを表示できるようになりました。
1 | $ pyenv --version |
pyenvのアップデートをしておきます。
1 | $ pyenv update |
pythonをバージョン指定してインストール
下記コマンドを実行してインストール可能なリストを取得します
1 | $ pyenv install --list |
今回は、3.10.10と、3.11.2を使ってみます
下記コマンドを実行してそれぞれのバージョンをインストールします。
1 | $ pyenv install 3.10.4 |
pythonの指定したバージョンをインストールできたか確認します。
1 | $ pyenv versions |
pyenvでpythonをバージョン指定してインストールするときに失敗した場合の対処法
ここでpyenvでpythonのインストールに失敗し、下記のようなエラーが出ることがあります。
1 | BUILD FAILED (Ubuntu 22.04 using python-build 20180424) |
ビルド環境に必要なツール群をインストールすると解決する場合があります。
参考: https://github.com/pyenv/pyenv/wiki#suggested-build-environment
1 | $ sudo apt update; sudo apt install build-essential libssl-dev zlib1g-dev \ |
pythonをバージョン指定して適用
pythonのバージョンを変更してみます
1 | $ pyenv global 3.10.4 |
変更できたことを確認します
1 | $ pyenv versions |
1 | $ python --version |
3.11.2も試してみます
1 | $ pyenv global 3.11.2 |
1 | $ pyenv versions |
1 | $ python --version |