Ubuntu Serverで開発環境を立てた時のメモ

概要

Ubuntu ServerをHyper-Vに構築し、VSCodeからRemote-SSHでリモート接続できるようにします。

UbuntuのHyper-Vへのインストール

OSイメージの入手

以下のサイトからisoをダウンロードします。

https://www.ubuntulinux.jp/
https://jp.ubuntu.com/download

この時点(2023/1)では、以下のバージョンが最新でした。
Ubuntu Server 22.04.1 LTS

Hyper-Vの仮想マシンの準備

以下の記事を参照

Ubuntu 20.04 の開発環境を Windows 10 Pro の Hyper-V に構築

Ubuntu Serverのインストール

isoファイルを仮想マシンのドライブにセットして仮想マシンを起動すると、Ubuntu Serverのインストーラーが起動するので、画面の指示に従って進めます。

途中でユーザー名とパスワードを設定し、OpenSSHをインストールするか聞かれるので、インストールするを選択しておきます。

インストールが開始されたら終了まで待ちましょう。

Ubuntu Serverへのログイン

Hyper-Vの仮想マシン接続からログインするか、あるいは、適当なターミナルアプリ(Rloginなど)を使用して、
インストール途中で設定したユーザー名とパスワードでログインできることをか確認します。

VSCodeからUbuntu ServerにSSH接続する設定

VSCodeにRemote-SSHの拡張機能をインストール

VSCodeを起動し、拡張機能のメニューを開いてRemote-SSHをインストールします。

https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=ms-vscode-remote.remote-ssh

SSH Keyの作成

SSHキーを作成する。
最近はed25519が推奨されているようなので(2023/1現在)、指定して作成します。

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$ ssh-keygen -t ed25519

※GithubのSSH鍵の設定ドキュメント参照

https://docs.github.com/ja/authentication/connecting-to-github-with-ssh/generating-a-new-ssh-key-and-adding-it-to-the-ssh-agent

RSAの4096bitでもよいと思われます

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$ ssh-keygen -t rsa -b 4096

キーは .ssh フォルダ内に作成されます。

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id_ed25519
id_ed25519.pub

公開鍵(id_ed25519.pub)を、サーバーのauthorized_keyに登録します。

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$ cd .ssh
$ cat id_ed25519.pub >> authorized_keys

パーミッションの変更をします。
(もしかしたら最初からこの権限になっているかもしれません)

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$ chmod 600 authorized_keys

VSCodeを実行するPCに秘密鍵をコピー

SSH Keyの作成でできたもう一方の鍵を、VSCodeを起動するPCのユーザーフォルダにコピーします

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C:\Users\UserName\.ssh

VSCodeのSSH設定

SSH構成ファイルに設定を書き込みます

構成ファイルの場所

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C:\Users\UserName\.ssh\config

書き込む内容

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Host remotessh
Hostname <サーバーのIP>
User <ログインユーザー名>
Port 22
IdentityFile <秘密鍵のパス> (C:\Users\UserName\.ssh\id_ed25519)

VSCodeからSSH接続確認

VSCodeを起動し、画面左下の緑色の”><”マークをクリックすると、画面上部にRemote-SSHのメニューが表示されますので、「ホストに接続する」を選択し、先ほど設定したHostnameを選択します。

これで、いちいちパスワードの入力を要求されず、接続できるようになりました。